タイトル【煙】
No1. あなたが置いて行ったタバコ、手に取り火をつけた先には 無数に散らばる煙達、私達みたいと呟いた
匂いが残ってる服も、全部捨ててしまえばいいのかな あんなに愛を囁きあった日、思い出がすぐそこにあるから
火を付けるライターの癖が、抜けないまま夏がすぎる
ここにあるものは、あなたがいた証拠なんです カーテンが揺れてる、幻影を求めた一人旅 普遍の毎日は、今となれば特別な日で 今日から明日なら、立ち直れそうだわ
No2. コンビニに立ち寄った時、あなたが吸ってたタバコ目にした 嫌煙家だったのは私、いつの間にか買って帰る日々
苦くてむせてしまうけれど、あの日に戻れる気がして
なにもない私を、何者かにしたあなたを 今も思い出す、タバコに火をつけたホタル族 地球儀を回して、次はあの国へ行こうなんて 笑っていた日々が、昨日のことのよう
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