【SUMMER COMES AGAIN】 「暑いねなんて当たり前でしょ」 そんな季節の始まり方も悪くないね 緑に生い茂る木々と街今年の夏も空は綺麗だ 上手く伝えられる気がしてるよ
どこかやるせない想いはきっと 仕方なく横で居座っているの 君はそれを知っているのかななんて疑問 いつの間にか虫の不協和音に聴き惚れて ああほらまたききそびれてしまった これだからもう夏なんて大嫌いだ
そう君に触(ふ)れた気がしたんだ 夏に触(さわ)れた気がしたんだ 別に意味なんてわからなくていいよ わからないほうがいいの君の全部を好きになりたいの 君が言葉にできないような瞳の中映る澄んだ空も いつの日かきっと愛おしくなるように
「六月が恋しくなってきたな」 滴る汗がアスファルトの色を変えてく 過ぎた日々に悩んでいたって 「もういいでしょアイス買いに行こうよ」 僕を引っ張って走り出してもう
溜息から零れた笑顔だって無自覚でそれに気付いた時は どんな顔をして君と目を合わせればいいのか 考えてるのにああ暑さが耳に囁いて やっぱりもう夏なんて大嫌いだ
そう君に触れた気がしたんだ 夏に触れた気がしたんだ 本音を言うならそのまま閉じ込めたい いや君の事じゃないよ 君の全部が好きなわけじゃない けれどそのうち好きになるから 当たり付きのアイスにムキになってる そんな君でも愛おしくなれるのかな
君が触(ふ)れた夏はいつだって 僕が触(ふ)れた夏よりもずっと 別に夏だけに限ったことじゃない 気持ちを知ってほしいだけ
言葉にするときを伺っていたらいつの間にか 毎年夏は終わり秋を迎えてこれだからもう夏は大嫌いだ
そう君が触れた気がしたんだ夏を触れた気がしたんだ 別に意味なんてどうでもいいんだよ ただ恋を夏に落としちゃったの 君を言葉ひとつじゃ表せない だからそのうち全部好きになる そのときでもきっと間に合うよねいつかその日が来れば 秋だって春だって冬でも夏でもいつだって伝えるよ そのときは夏も愛おしくなるはずさ |