割と解りやすい作品かと思いました。
浮気だか不倫だかを描かれたと思いますが、 女性側の感情の動きを解かりやすく追いかけられている気がしました。
男性側はあくまでも半端な状態で不倫状態を楽しむスタンスを脱しない様で、 最後の「君と朝日を見ることはない」というセリフは男性の姿勢を表した文言だと視えるのですが、ならば、
“薬指に運ばれた 「誓い...」”
最後まで進もうという意思の無い関係性なのに、その相手に「誓い」を意味する指輪を贈るだろうか?というところに筋書きの違和性を視ました。 現実に、実際に、けじめを付ける気の無い浮気相手に思わせぶりな指輪を贈る男性は居てましょうが、 いざ、歌詞としての作品となると、指輪を贈る、という筋書きに逸脱している感を、果たして制作サイド(ディレクターorプロデューサーor歌い手、等)がどう判断するかな、と。
そして、シュールでそこそこ緊迫感を帯びている作品において、 今作においては、まだ、緩急/緊張感/濃度が不足していると視え、そうなると、完成度を上げる/濃くするには文言量が足りてませんでしょう。 この1.5倍程度か、6~7行分を3等分して1番2番・・・に割り振る感じでも良さそうに思いました。
そして、タイトルが「朝日」だと、この作品には弱いですね、と視ました。もうちょっと緊迫している様に視えますから、この登場人物の女性には見届ける事の恐らく無い朝の陽の事を、もうちょっとシンボリックなタイトルにしたいかなと思いました。
では頑張って下さい。 -------------------------------------
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