キミはある日突然 消えてしまった 音も においも 姿も すべてを消して ただ キミがいない その事実だけが残った
キミに 何度も 突き放されたけれど 諦められなかったのは 私が キミを ただ 知りたかったからだと いなくなってから 気づいた もっとはやく 気づきたかった
キミと一緒に過ごして もう数年 なのに 私は キミを 何も知らない
キミが消えてから 私は 探した キミの 姿も 心も 全部 ずっと ずっと 探した ただ 笑顔で 戻ってきてほしい その願いのために
だけど ようやく見つけたキミは 泣いていた 私と キミの 思い出の場所で
キミが 最後に泣いたのは いつだろう 思い出せないくらい 長い時間 キミは 泣いていなかったんだ ずっと ずっと 我慢して
私は キミが泣いているのを見て すごく 嬉しかった キミが 心の扉を開けてくれたから 長い時間 誰にも開けなかった扉を 私に 開けてくれたから
それから 長い間 何も話さないまま ただ となりにいた
キミの最後の涙が こぼれたあと 無言でも また突き放されてもいい だけど 私を おいていかないで また 私を 独りぼっちにしないで
今まで ずっと隣にいたように これからも キミの隣にいるよ だから 一緒に泣こう 一緒に笑おう どんな人生も ふたりで歩もう
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